What is oral urgery?
口腔外科とは
親知らず
親知らず(親不知)は、第3大臼歯のことを指します。大臼歯とは、真ん中から数えて6・7・8番目の大きな奥歯のことです。
親知らずとは
- 第1大臼歯:6歳頃に生える「6歳臼歯」と呼ばれます。
- 第2大臼歯:12歳頃に生える歯です。
「親知らず」という名前は、昔「親が亡くなってから生えてくる歯」と言われたことに由来します。また、別名「智歯」とも呼ばれ、「成人になって知恵がついてから生える歯」という意味があります。親知らずは多くの場合20代頃に生えてきますが、先天的に存在しない場合や、生えない場合もあります。
親知らずについてもっと知りたい方は、当院にご相談ください。
親知らずの問題点
親知らずが正常に生える場合もありますが、多くの人は以下のような問題を経験します
埋伏歯
親知らずが完全に生えず、歯茎や骨に埋まったままになることがあります。これが原因で痛みや感染を引き起こすことがあります。
斜めに生える
親知らずが斜めに生えると、隣の歯に圧力をかけ、歯並びが悪くなる原因となります。
部分的に生える
親知らずが部分的にしか生えない場合、歯茎が覆われたままとなり、細菌が溜まりやすくなるため、炎症や虫歯のリスクが高まります。
過密歯列
口の中のスペースが不足している場合、親知らずが他の歯を押しやり、歯列の乱れを引き起こすことがあります。
親知らずの抜歯
親知らずが問題を引き起こしている場合、抜歯が推奨されることが多いです。抜歯の決定は以下の要因によります。
- 親知らずが周囲の歯や骨に悪影響を及ぼしている
- 繰り返し炎症や感染を引き起こしている
- 歯並びに影響を与えている
- 虫歯や歯周病の原因となっている
抜歯後のケア
知らずの抜歯後は、適切なケアが重要です。以下の点に注意してください.
- 安静に過ごす:手術後はしばらく安静に過ごし、激しい運動は避けてください。
- 口内の清潔:抜歯後24時間はうがいを控え、その後は優しく口をすすいでください。
- 食事:硬い食べ物や熱い飲み物は避け、柔らかい食事を心がけましょう。
- 痛みの管理:必要に応じて痛み止めを使用し、痛みや腫れが続く場合はすぐにご相談ください。
顎関節症とは?
顎関節症(がくかんせつしょう)とは、顎(あご)の関節やその周囲の筋肉に問題が生じる疾患です。顎の関節は、頭の骨と下あごの骨をつなぐ関節で、食べ物を噛んだり、話したり、あくびをしたりするときに使われます。顎関節症は、この関節や周囲の筋肉に痛みや不快感を引き起こします。
代表的な症状
- 顎の痛み: 顎の関節やその周囲に痛みが生じます。特に噛むときやあくびをするときに痛みが強くなります。
- 関節の音: 顎を動かすときに「カチカチ」や「ガクガク」という音がすることがあります。
- 開口障害: 口を大きく開けられない、または開けると痛みが生じることがあります。
- 噛み合わせの違和感: 噛んだときに歯がうまく合わない感じがすることがあります。
- 頭痛や首の痛み: 顎の痛みが頭痛や首の痛みとして感じられることもあります。
顎関節症の原因
顎関節症の原因はさまざまですが、以下のような要因が考えられます。
- ストレス: ストレスがたまると、無意識に歯を食いしばったり、歯ぎしりをすることがあります。これが顎の関節に負担をかけることがあります。
- 不良姿勢: 長時間の不良姿勢やパソコン作業などが原因で、首や肩に負担がかかり、それが顎に影響を及ぼすことがあります。
- 外傷: 顎に強い衝撃を受けると、関節や筋肉に損傷が生じることがあります。
- 噛み合わせの問題: 歯の噛み合わせが悪いと、顎の関節や筋肉に不自然な負担がかかります。
顎関節症の治療方法
顎関節症の治療方法には以下のようなものがあります。
生活習慣の改善
ストレスを減らし、リラックスする方法を見つけることが大切です。また、姿勢を良くすることや、硬い食べ物を避けることも有効です。
理学療法
温湿布やマッサージ、ストレッチなどで筋肉をほぐします。
薬物療法
痛みを和らげるための鎮痛剤や、筋肉の緊張をほぐすための筋弛緩薬が処方されることがあります。
歯科治療
噛み合わせの調整や、必要に応じてマウスピースを使用することがあります。
顎関節症の症状が長引いたり、生活に支障をきたす場合は、早めに歯科医や専門医に相談することが重要です。適切な診断と治療を受けることで、多くの場合、症状を改善することができます。